独楽の回転数

煩悩の少なめでお願いします。

金が俺に命令する

「鹿の王」にハマって、電子書籍と文庫本を読んでいた。

 

筆者のことは存じ上げなかったのだが、アボリジニの研究をされている方だそうで、ファンタジーでありながら、民俗学や地理学などの知識がないと書けないようないろんな伏線が楽しめる作品だった。自然の描写や食べ物の書き方がとても良かった。

 

 

 

そんな話はさておき、現状は未だ半車中生活が続いていて、生活の基盤はもはや粉々になった。

 

とにかく、お金が欲しい、お金を稼ぎたいと強く思うがあまり金にならないやっつけ仕事から逃げたい気持ちが強まる。

 

ここ最近もナポレオン・ヒルの啓発本を「鹿の王」と並行して何冊か読んだが、地方の製造業でのし上がる方法は説いていなかった。

 

曲がりなりにも社会保険正規雇用にすがりついて生きてきた箱入りオヤジの僕に何が出来るのだろうか。

 

やりたいことだけやるのは我儘だし、全くやりたくないことをやるのも萎える。退路を絶ってもっと偏らないといけない。

 

器用貧乏ならではの稼ぎ方はあるはずだ。百の仕事をこなすのが百姓の由来だという。千の仕事が出来たら器用貧乏とは言われないだろう。

 

もっとお金があったら、子どもたちにプラレールプラレールを敷いても大丈夫な部屋がある家をあげたい。親父にオメガのスピードマスターと屋久島の旅行をあげたい。嫁に牡蠣のフルコースを食わしてあげたい。

 

ボルボのV90を白内装で乗りたい。

レッドウィングのワバシャとオールデンの靴が欲しい。パナソニックの目をあっためる機械が欲しい。スラックスをプレスするやつがほしい。(スーツも着てないくせして)

LGの服の匂いをとるやつが欲しい。HITACHIのビートウォッシュが欲しい。

TOJIROの包丁でヒラマサを捌きたい。ケルヒャーの高圧清掃機で車と家の外壁を洗いたい。

アンバーグリスの香水が欲しい。レザージャケットが欲しい。サッカーがしたい。ガレージバンドでちゃんと曲を作りたい。エクセルとイラレを習いたい。

 

 

 

 

ええ、何の話でしたか。

私は何屋さんか分からないけども某ジェームス・ボンドのようなかっけー男になりたいのです。

 

現場からは以上です。