自己分析の話
この年齢になるまで自分のことがよく分かっていなかった。
人からアホだと言われれば、そうか私はアホなんだと思い込んだ。もちろん逆のパターンもある。他人の言葉がそのまま私の思考になることが多々あった。
この後に及んで、自分がどうすればいいのか本当にわからなくなっていた。
なけなしの冬のボーナスの大半を自己分析のプログラム受講にぶち込んだ。
少しずつ、見えて来るものがあった。自分1人で自己分析をしていたら、弱い所だけピックアップして自信を無くしていたかもしれない。
逆に見えなくなることもあった。私の特性ややりたい事がわかったとて、それを活かす場所があるのか分からない。結局、なし崩し的に仕事を探す羽目にならないだろうかと不安になったりする。
しかし、それらは全て私の空想であって、現実がそうだとは決まっていない。空想の世界は居心地がいいのだが、現実世界の自分はロボットのように思考がなく条件反射でその場を取り繕って生きることになる。
本当の自分がどんな奴かなんて、A4のレポートでまとめられるものではない。変化するし成長もする。分かっていても馬鹿をしでかす。
意思や根性でコントロールするのは難しいのかも知れない。
しかし、それらを見つめて許したり励ましたりすることは出来るかも知れない。
いつかそうなりたい。なるべく早く。
脈絡のない文章でしたが、現場からは以上です。