独楽の回転数

煩悩の少なめでお願いします。

考察

前回のブログで私の欠点とその原因について書いた。

 

もう少し深く掘り下げようと思う。

 

私の欠点である嘘や隠しごとをする癖について、起源は幼少期の家庭環境と小学校の時の苦い経験によるものと推測した。

 

ミスを犯した時に相手に怒られたくないという感情があり、相手が怒るという予測がつくと恐怖心からミスを言い出す事が出来なくなり状況を悪化させる。

 

通常はミスを犯さないよう対策することを学習していくのだが、なぜそれが出来ないのか。

私の考えでは、対策しようとする動機が自発性によるものなら良いのだが、恐怖心に駆られた行動に意思の力が働かず思考停止状態になるのではないかと思う。

 

思考停止状態でリカバリーしようとしても、恐怖心を抱いてる相手の言葉尻だけを忠実に再現しようとして結果的に相手の求める形が作れない。目撃者の証言を元に描いた犯人の肖像画が宇宙人みたいになってしまうような。

 

これが複数の人に恐怖心を抱くようになると、生活はほぼ機能しなくなる。

 

仕事においては、やっつける仕事の優先度が恐怖心の強い順になり本来やるべき仕事が後手になる。目標や面白味などはなくなり、思考停止状態で完成度の低い仕事をやっつけることに終始する。

 

家庭ではうまく相槌を打って早く話を終わらようと思う。ここでも思考停止しているので、晩飯が柿ピーだろうが、大事なものを捨てられようが怒りすら湧いてこない。何をすれば喜ぶのか、何をすれば助かるのか考えが及ばないのでヒアリングしたことだけをやるようになる。

 

このように、起きている時間はほぼ思考停止しているのでブログを書くというささやかな創作作業も自分の意思を掘り起こす大事な事になっている。

 

これらの改善策として、恐怖心を消すというのは簡単ではないと思った。長年連れ添った思考回路であるし、怖いものは怖いのだから。

 

私が考えた改善策は意思表示をする練習をすることだ。無理なものは無理。あれが食べたい。これがしたいと自分の意思を能動的に発信することではないかと思う。

 

 

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最近ハマっている漫画の「正直不動産」。

不動産の仲介業者の主人公が突然嘘がつけなくなり、お客様に不利になるような条件など、不動産屋が隠したいようなことを本音で話をしてしまうというストーリー。

半沢直樹なんかが好きな方におすすめしたい漫画だ。

 

主人公は祠を壊した祟りで嘘がつけなくなった。それまではなぜ嘘をついていたのか。

 

成績を上げて歩合を稼ぐため。上司やお客さんに詰められないため。クビにならないため。

突き詰めると生活が危ぶまれるという恐怖ではないだろうか。

 

私が営業だった頃、ナチュラルボーンの正直不動産だった。

それはなぜか。営業先のお客さんに恐怖を感じないからだ。そもそも営業が好きだったし、いくらクセが強い相手でも初対面の相手を怒るなんてことは稀なので怖がる必要はない。

思考も働いているから、しっかり情報を集めてテンプレ化した提案もしなかった。

提案を受け入れられない理由が分かれば、より良い方向をお客さんと一緒に考えた。

 

やればできるのだ。少しずつ練習して成功体験を積み重ねていけばいい。そのためには、まず自分自身に正直になる必要がある。

 

トゥルースリーパーテンピュールの枕で眠りたい。